対面性能は折り紙付き!からやぶパルシェン
①パルシェンについて
タイプ:みず/こおり
特性:シェルアーマー/スキルリンク/ぼうじん
種族値:50-95-180-85-45-70
初代ポケモンで登場した151匹のうちの一体であり、全ポケモンでもトップクラスの防御種族値の持ち主。殻を破るを使用して攻撃と素早さを倍増させ、様々なポケモンを抜き去って連続技で相手を倒すという型はどの世代でも猛威を奮っていました。ダイマックスの登場で積み技全般が弱いのでは?と囁やかれる第8世代でもその強さは健在です。
②型
特性:スキルリンク
性格:意地っ張り
持ち物:力の鉢巻/気合の襷/王者の印
実数値:132-161-200-×-65-116
努力値:H52-A252-S204
技構成:氷柱針/ロックブラスト/氷の礫/殻を破る
③解説
H…余り
A…ぶっぱ
S…からやぶ一回で最速スカーフドリュウズ抜き
持ち前の高いB種族値によって、物理技ならほぼ全てを1発耐えることができます。具体的な耐久力は
意地っ張りギャラドスのダイソウゲン(パワーウィップ)確定耐え
意地っ張り珠ドラパルトのダイドラグーン(ドラゴンアロー)確定耐え
B↓1で陽気珠ミミッキュのダイフェアリー(じゃれつく)確定耐え
流石の硬さですね。
また物理に比べれば紙のような特殊耐久ですが、無振り珠ドラパルトの大文字程度であれば耐えます。ただ不一致等倍でも1発しか耐えられない程度の耐久なので、素早さで負けている特殊アタッカーには基本的に対面させないようにしましょう。
特性はスキルリンク一択。性格は現状火力を落としてまで抜きたい相手がいないのと、技が優秀なだけで素の火力は低いので、意地っ張りで確定です。技構成もこれで確定。ロックブラストを外さないよう祈りましょう。
持ち物ですが、どんなポケモンを起点にしたいか、どんなポケモンと対面させるのかによって変わってきます。かなり重要なポイントですので、個別に解説します。
まずは気合の襷。パルシェンの持ち物としては最もメジャーで、これがあれば特殊アタッカーでも起点にできてしまうという恐ろしい代物です。強い。
次に力の鉢巻。攻撃1.1倍という一見地味な効果ですが、これを持たせるとA↑2ロックブラストで耐久無振りのダイマックスギャラドスが確定1発になります。ギャラドスからの攻撃は1発耐えられるので、対面からギャラドスを絶対に倒したい人には力の鉢巻をオススメします。ただ他の相手に対してはそこまで明確には変わらない(もちろん火力は上がるので相手にかけられる負荷も上がりますが)ので、パーティで他に襷を持たせるポケモンがいるかどうかで判断しましょう。
最後に王者の印。1ターンでの攻撃回数の多いスキルリンクと相性が良く、第七世代までは襷と並んでパルシェンの主要な持ち物でした。しかし今作ではダイマックスポケモンが怯まないという仕様の都合上、安定性も火力アップも無い王者の印を無理して持たせる必要は無いと個人的には感じています。とはいえアーマーガアやナットレイのような受けポケモンを上から怯ませまくって一方的に突破するという手段が取れるのは強みなので、これもパーティのバランスを見て決めましょう。
④よくある対面と立ち回り
最初に大事な事をひとつ。
ダイマックスさせてはいけません。
正確に言えば完全に無しではないのですが、特性をフルに活かしたい場面が多いので連続技を打てなくなるダイマックスとの相性は悪いのです。余程の事がない限りダイマックスは他のポケモンに使いましょう。裏を返せば他にダイマックス権を割けるということでもあるので、バトルが分かりやすくなるとも言えます。では、対面の解説へ。
まずはどんな持ち物でも相手できるポケモンから。環境に多いポケモンだとドラパルト、ミミッキュ、ギャラドスは起点にできます。ただ十万ボルトを持っているドラパルトも一定数存在するので、そこは気をつけましょう。無振り珠大文字程度なら耐えられます。
襷持ちでのみ相手できるのが特殊アタッカー。具体的にはヒートロトム、トゲキッス、サザンドラ辺りです。この三匹にはしっかりと抜群を取れるので、一撃耐える→殻を破る→上から連続技、という黄金ムーヴが決まりやすいです。ただ100パーセントというわけでもなく、例えば鬼火や電磁波を持ったロトムや、ダイマックスせずに怯みを狙ってくるトゲキッスとサザンドラには注意する必要があります。
⑤最後に
まずはここまで読んでくださりありがとうございました。今作でもスキルリンクの強さは健在です。単体性能はダイマックス環境でも変わらずトップクラスなので、一度使ってみることをお勧めします。
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